明け方寝て、午前中来た荷物を寝起き姿で受け取る。裸眼だと相手が見えないため、相手からも見えていないような気がして、なりふりかまわなくなる。
カーテンを開けて寝直す。また外出せず。


夜 ごはん、にらみそ汁、ふきと魚河岸揚げの煮物、トマトときゅうりのサラダ。
下ごしらえに手間がかかるふきは、同居人の嫌いな野菜なので調理しがいがない(でも食べさせた。で「案外うまい」って、去年もそう言ってたような)。森茉莉を思い浮かべながら黙々と皮をむく。

日中は埃まんまんとして野暮衆たっぷ、おそるべきであるから、春はうちにいて美味しい料理をたべるのが一番である。(「春の野菜」)

山芋は、逆に私が食べられない。それ以前にさわれもしない。厳重に隔離。