朝 バナナ。


朝から煙草を買ってきてもらった時点では普通だったが、いきなり居候嬢が暴れ出し、灰皿をひっくり返したその灰の上にダイブしたり、部屋じゅうで転びまくったり、意味のわからないことをひとりで言い続けていたりしたのを見かねて、家主が119番に電話する。
むろん(経験上)救急車は来てくれない。タクシーロータリーがある駅前まで3分の道のりが歩けず、通りすがりのおばさんに頼んでタクシーを呼んでもらう。
病院に着いてからも、車椅子から無理に降りようとしたり、警備員のおじさんを大声で怒鳴りつけたり、医師から「会話が成り立たない」と指摘されたりして、「僕の手には負えません」と入院を希望する家主。彼もまた通院中の身なのだ。そして私も。
京都のお母様に連絡し「意向入院」という形で。
点滴されている手を握りながら「サイレースの静注液なんてあるんだ」と不謹慎にも思う。


昼 八幡山の駅前のラーメン屋で。つけ麺(並)。


明大前でバイバイもなしに無言で降りていく家主。


夜 シスコーンフロスト、ヨーグルト。


一昨日の「ザクザク」を求めてセブンイレブンに。
菓子パンコーナーにもチョコレート菓子コーナーにもない。
仕方なくドロリッチ(何故か皆「ドルチェ」と呼ぶ)を買う。


隣の玄関先に段ボールの束があった。
出ていくのか……。
この部屋を退去するときが怖くてしょうがない。
どうみても「室内で動物を飼っていた、その動物は猫である可能性が極めて高い」惨状なので。


喉が痛いのでムコダインとトクレス(スパンスールカプセル)を飲む。