朝、親から荷物が届く。
京都旅行のお土産にリクエストしておいた老松の山人艸果、お米、生姜花林糖、すだちなど。


昼 ベビー甘食プレミアムロールケーキ、山人艸果。


思い立って、映画を観に渋谷まで。
想田和弘精神』@シアター・イメージフォーラム
(映画館って毎月1日は入場料1,000円なのだなぁ。知らなかった)
なんとなくテレビっぽい(映画っぽくない)画質。NHKスペシャル的な。
自立支援法の施行を前にした時期に撮影されたらしく、「親なき後」どう暮らすか、というような話題が、一定年齢以上の患者たちによってなされていく。
訪問ヘルパーに料理の指導を受けたり、掃除を手伝ってもらったりしつつ、自活に向けて動き出す人々。また「家にいると自分を責める声が聞こえる」と訴え、2日ほど野宿をした末、ショートステイを利用して自宅から一時逃亡する女性(彼女の過去がなかなか壮絶なもので、それが淡々と、しかし半ば感情的に語られる)。
一方、子供を施設に預けて、生活保護を受けながら生き延びている母親。机の上にひとつずつ並べていく薬がすべて見慣れたもので、精神科という場所に慣れすぎちゃったきらいもあるな、と思った。自分が。
終盤、「健常者と精神障害者との間は見えないカーテン(≒偏見)で遮られているように感じる」と言う撮影者に対して、統合失調症の病歴40年という初老の男性が「25歳くらいから、自分の中では、自分に偏見を持たないようにしてきた。そうやって私は闘ってきたんですね」と言っていて、なるほど、自分は今、どちら側にも転べるあわいに居るのだなぁ、とか。


夜 ちりめん山椒ごはん、花林糖、山人艸果。